LAN制御散水システム


我が家にはとっても小さなビオトープがあります。小さいがために日々の水の蒸発や土への浸透で水位がすぐに低下してしまいます。そこで水位センサーをつけてパソコンで電磁弁を制御しようと考えました。ついでに庭の散水にも連動させてみました。
一番の課題はいかにパソコンとセンサー類を接続するかということですが、IP Power 9212というLANに接続してhttpで制御できる便利なリモートコントローラが7800円と安価で入手できたのでこれを利用しました。秋月電子で購入できます。
右の図はシステムの全体構成です。電源は屋外コンセントからとることができましたが、LANのケーブルは敷設していなかったので無線LANを利用しました。
【何ができる?】
IP Power 9212の入力には次のセンサーを自作してつけました。
池の水位センサ水に微弱な電流を通して水位を検知するものです。
タンクの水位センサ雨水をためて池に給水しているので雨水のタンクの水位を検知します。

また、IP9212の出力には次の機器をつけています。
池の給水ポンプ雨水タンクから池に給水するためのポンプです。
タンクの給水弁雨水を使い果たしたら水道から給水するための電磁弁です。
水位センサ電源水位センサの電極には電流が流れるので常時給電すると腐食が進みます。これを防止するために測定時だけ電源を入れます。
庭の給水弁庭のスプリンクラーに給水するための電磁弁です。
ガーデンライトガーデンライトを接続しました。

これらを使ってインターネット経由で、例えば携帯電話で水位を調べたり、給水をコントロールできます。また、池の水位が下がったら自動的に給水し、タンクの水位が下がれば水道から給水するようにしています。さらにタンクに給水が必要ということは雨がしばらく降っていないということなので、翌朝に自動で庭に散水するようにプログラミングしています。


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