イヤホン Skullcandy Inkd Wireless (2016)
5年ほど使っていたJabra Clipperの電池が劣化して、2時間も持たなくなってしまいました。 Jabra ClipperはBluetoothのマイク付き送受信機部分とヘッドホンで構成されていて、 ヘッドホンは2年足らずで故障しましたが、JVCのヘッドホンを購入して使っていました。 5年も使えたので十分な性能だったと思います。ただクリップ部分が硬くてクリップしにくく、 ポケットに入れるとヘッドホンのケーブルが邪魔になるのは残念な点でした。
最近ではカナル型でもBluetooth送受信部と一体化されている製品も多く、AppleのAirPodsは W1チップを内蔵しておりヘッドホンというよりウェアラブルデバイスとして魅力的なものの16,000円と高めです。 左右が独立しているのは良いですが満員電車で使うには落としてしまいそうで心配ですし、 左右を接続するネットストラップがSpingenから出てきていますが、それをつけるとケースに入らなくなってしまう ようにも思われます。
Apple傘下のBeatsから発売のbeats xにもW1チップが内蔵されておりデザインもシンプル。しかし価格は 20,000円後半。
JabraならHalo Smartで実売価格8,000円(2016/10)。 さらに、2016年10月にSkullcandyからInk'd Wirelessが発売されました。Skullcandyは 比較的新しいメーカで、デザインや性能で人気が出てきているようです。 価格も6000円弱と手頃なので今回はこれを選択しました。AirPodsの1/3ほどの価格です。 以下、Ink'd Wirelessのレビューです。
Inkd Wirelessの良いところ
好き嫌いが分かれるかもしれませんが、ホワイトモデルはカラー部分がグレーになっています。カナルは小型でイヤーパッドの質感も滑らかです。 1日3時間弱で3日間使用しても電池切れにならなかったので、カタログ値の8時間使用を十分満たしています。 フル充電は2〜3時間で完了します。
iPhone6とのペアリングは、他の一般的なデバイスと同様「設定」アプリからBluetoothを選び、Inkd Wirelessの電源を入れる(中心のボタンを長押しする)と リストに現れるのでそれを選択するだけです。
音質は期待していなかったのですが、これまで使っていたJVCのイヤホンに劣らないほどのものでした。低音の重厚さはありませんが軽快な音質で、シャカシャカ感も 音割れもなく快適です。音漏れもほとんどありません。静かな場所では耳に5cmくらい近づくとかすかに聞こえます。
Siriもセンターボタンを2度押しして起動できます。音量調整ではヘッドセット単体の出力を変えるのではなくiPhone本体のボリュームをコントロールできる のも便利です。通勤時の混雑した電車でも音が途切れることもありません。
Inkd Wirelessの残念なところ
スイッチ周りはプラスチックそのままなので少々チープな質感です。
イヤホンのケーブルは細く長く使うとカラーとの接続部分が切れてきそうな気配です。バッテリーも含め耐久性がどの程度のものかは 少し使わないとわかりませんが、価格も安いので2年も使えれば(1日当たりのランニングコスト15円くらいですので)合格なのではないでしょうか。
充電器は付属せず短めのUSBケーブルのみです。パソコンがあれば充電できますし、最近はUSB電源は持っているでしょうから、 あまりデメリットではないでしょう。コネクタはカラーの先端に付いて、カバーが小さくやや開けにくいです。付属のUSBケーブルは ぴったり接続できますが、付属以外のケーブルではカバーが当たることもありました。