Landing Skid
H3-3DジンバルにつけたHEROのワイドモード撮影では、
機体の動きによっては標準ランディングスキッドが写り込んでしまいます。
ネットを探すといくつかのスキッドが販売されていますが、サイズが大きかったりして、リュックサックに入れて持ち歩くには不都合です。そこで、dmm.makeの
3Dプリントサービスで折りたたみ式の脚を自作してみました。素材はナイロン(ポリアミド)で弾力があります。
標準の脚との比較です。
脚を2本にして幅を広げることで写り込みを防いでいます。前後幅は若干長くなり着地時に転倒する確率を減らします。高さも若干高くなりますが、素材が柔軟性を持っているので、本体の重みや着地点の材質によっては幅が広がって高さが下がることがあります。
| 標準品 | 本製品
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使用時 | 折りたたみ時
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幅(mm) | 140 | 285(接地幅) | 165
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前後長(mm) | 130 | 160
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高さ(mm) | 120 | 140 | 140
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重量(g) | 42 | 58
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標準品で使用されているコネクタやコンパスの取付金具はそのまま利用できます。
アンテナも固定でき、標準品でケーブルやアンテナの固定に使われていたテープは不要です。標準品の脚を交換するだけなので、追加の材料や本体の加工は必要ありません。
前方アンテナ
CAN-Busコネクタ
後方アンテナ
コンパス
脚は2本なので着陸時には前後に揺れますが、倒れるようなことはありませんでした。スキッドの長さも脚の幅も標準品よりも広いので安定しています。
素材のナイロン(ポリアミド)には柔軟性があり衝撃にも強いですが、
急激に着地するとカメラが接地する可能性がありますので注意が必要です。
飛行時の写り込みの様子。カメラはGoPro HERO+ SILVERでワイドモード、プロペラが写り込まない程度に下向きにしています。この状態で、右回転が速いと左隅に脚がわずかに写り込みました。もう少しスキッド部分を短くすればよさそうですが、風の状態によっては
プロペラが写り込むこともあることを考えれば我慢の範囲でした。