H8-3069F I/Oボード

 

出力ポート8ch、A/D入力ポート4ch、温度センサを搭載した秋月通商H8-3069F LANボード用のI/Oボードを作成しました。

H8-3069FのROMには本サイトで紹介しているhttpHAを書き込んで利用しています。httpHAには一定時間(デフォルトでは48時間)にLANポートへのアクセスがないと、PB7ポートをONにする機能があるので、このポートにIC555のワンショットマルチバイブレータを接続して、電源をリレーで1秒程度切断するようにしました。この装置は池の給水や庭の散水の制御に使うために屋外に設置し、無線LANコンバータを経由しているので、無線LANの不具合があっても上記のリレーの切断で無線LANコンバータの電源の入れ直しも行います。

そのI/Oボードの回路図を参考に下に示しますが、一部は手直したりしていますので、作成にあたっては回路の定数などはご自身で設計してください。この通り作成して何らかの問題が発生しても責任は負いません。

回路の説明

  1. (1)左上のIC555:PB7がONになると数秒間リレーをOFF-ONし電源を入れ直します。

  2. (2)CN1 pin-30に接続のトランジスタ:A/D変換をON/OFFするためのスイッチです。A/D変換を利用する際にはCN1-pin30(=H8CPUのPA5 pin)をONにします。 オペアンプの先には金属棒を付けて水位センサとして利用しているため、測定時にのみA/D変換をONにし、金属棒の腐食を最小限にしています。また、A/D変換には電力を食うので、電力削減にもなります。

  3. (3)CN1 pin-15に接続の素子:温度センサです

  4. (4)CN1 pin-11に接続の素子:A/D変換の基準電圧を作るためのシャントレギュレータです。この素子を利用する場合には、H8CPU上のジャンパ(JP3)を切断することを忘れずに。切断しないと大電流が流れる恐れがあります。

  5. (5)出力端子:出力端子にはトランジスタアレーをLEDを接続しています。またCN-14Pはコネクタですが、この先にリレー(SSR)を接続し、電磁弁やガーデンライトの制御を行っています。