リモートでネットワークに接続された家電などを操作する機器はいくつかありますが、
遠隔操作だけではなくて、タイマーやセンサーの状態を判断して自動で機器を制御したいことは
ありませんか?conductor-liteは、このような用途にぴったりのRaspberry pi用のソフトウェアです。
例えば、しばらく雨が降っていなければ庭に自動に散水したり、
日が暮れたら照明を自動点灯させたり、
外出先でそれらの状態を確認して制御することができるようになります。
できること
スマホやPCなどのブラウザから温度計や気圧などのセンサーの値を参照したり(予定)、
機器のON/OFFの制御を行うのみでなく、設定した時刻に機器や
センサーの状態によってON/OFFすることができます。
機器の制御の条件は、ユーザによってGUIを使って簡単に
カスタマイズすることができます。
利用に必要なもの
conductor-liteはワンボードの小型コンピュータのラズベリーパイ(Raspberry pi)で動作するソフトウェアで、本ホームページではconductor-liteの使い方を解説しています。Raspberry piはamazonや
秋月電子通商で購入できます。
conductor-liteインストールにはUNIXコマンドを使いますのでこれらを利用できるパソコン環境(と少しの知識とやる気)も必要です。特別なソフトウェアはほとんど必要ありません。
電気機器のON/OFFを行うリレーや様々なセンサーは、Raspberry piの入出力ポートに用途に応じて、自分で取り付けなければなりませんので、電子回路の知識も必要です。
用途
ホームオートメーションや家庭菜園(散水)の制御に最適です。
動作環境
次の環境での動作を確認しています。
装置(CPUボード) | Raspberry pi3 Model B |
マイクロSDカード | 16GB |
クライアント ブラウザ | HTML5に対応しjavascriptが動作すること。(動作確認はMacOS Safari 10.1.1以降)
IEでは動作しません(Javascriptが期待通りに動作しません。Edgeなら動作する可能性があります。)
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インターネット | インターネット接続環境とUPnPを利用できるブロードバンドルータ(一般家庭のインターネット環境であれば通常は利用可能です)。プロキシーサーバ経由では利用できない可能性があります。システム構成はこちら |
実装状況
2017年6月のリリースし、10月までに下記の機能を提供しています。
まだ、未実装の機能や不具合がありますが、
(利用される方がいるようなら)順次対応していきます。
現時点ではまだほとんどユーザはいません(T_T)
- 日時でのGPIO出力ポートのON/OFF
- GPIO入出力ポートのON/OFF状態を判定したGPIO出力ポートのON/OFF
- 一定時間経過後のGPIO出力ポートのON/OFF
- 上記フローのブラウザでの組み立て
- GPIO入出力ポートのブラウザでの確認
- インターネット経由での利用(クラウドサービスの提供)
- GPIO出力ポートのブラウザからのON/OFF制御
なお、次の機能の追加を予定しています。
- I2Cデバイスによるセンサー利用
- 複数Raspberry piの制御
利用条件
本ソフトウェアの利用は非営利目的の個人利用の限り無料です。
ソフトウェアの品質は保証しませんので、本ソフトウェアの使用により生じた
損害の責任は負いません。自己責任でご利用ください。
リリース情報
リリース情報は
こちら。
利用ガイド
使い方の例はInstructableのサイトで紹介しています。参考にしてください。